代表ごあいさつ
この度は阿蘇☆ファームにしむらのホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。当農園は熊本県阿蘇市で農作物の生産を行っております。
阿蘇の大自然で育てた農作物は大地の恵みをいっぱいに育み、減農薬で作った野菜は美味しく瑞々しい野菜になります。
この瑞々しい農作物を一人でも多くの方が安心で健康的な食材としてお届けできる環境づくりと地域貢献できる企業として成長して参ります。
これからも阿蘇☆ファームにしむらをよろしくお願い致します。
冒険☆挑戦のリアルストーリー
1962年12月28日、7人家族のお米農家に産まれた私は幼い頃から両親の仕事の手伝いを行っていました。当時の私はお小遣いも貰えないのに休みの日に朝早くから仕事の手伝いをさせられる事に憤りを感じており、「なぜ農家の家に産まれてしまったのだろう」と思う事が何度もありました。そんな私は学校帰りに見かけた測量の仕事を行っている人を見かけ、その特殊な機械を使った仕事に興味を持ち、いつしか家業のお米農家ではなく測量の仕事に就く事を夢見ていました。
~測量を夢見る高校時代から念願の就職~
高校は土木課のある学校へ進学し、一つひとつ測量の仕事について学ぶ高校生活を過ごしていました。高校入学後に今でも趣味であるバイクの免許を取得しながら、休日は友人達とツーリングを楽しむ日々。高校卒業後は念願の測量会社へ就職。先輩に実際の現場の仕事を教わりながら、徐々に測量のプロとして成長していきました。そんな中、入社から教えてもらっていた憧れの先輩があっさりと退社。その先輩の姿を見てから、徐々に「このままサラリーマンとして働き続けていいのだろうか?」と疑問を持ち始めました。
~勢いに任せた測量会社としての起業~
27歳の頃、「このままでいけない」と感じた私は勢いに任せて独立を決め、数名の同僚と共に測量会社を立ち上げました。測量としての技術は一人前でしたが、経営者としての知識はほとんど持っておらず、経営や事務的な知識が必要だと感じ青年会議所へ所属。これからの時代に生き残っていく為にはシステムエンジニアの知識も必要だと感じ、PCを購入し独学で学ぶようになりました。
~とある経営者との出会い~
青年会議所で経営の事を学んでいく内に、とある経営者の方と知り合い、「大事なのは人との繋がり。人に手を貸したり、時には人の手を借りながら会社は大きくなっていく」そんな言葉を教えてもらいました。当時の自分にはあまりピンと来ないなか、大先輩からの言葉として胸の内に留めながら、自分の会社の経営に勤しみ、徐々に売上を残せる会社として成長していく事ができました。
~バブル崩壊と初めての挫折~
そんな中、バブル経済が崩壊。当時私も不況のあおりをくらい、それまで順調に歩んできた会社経営の道が大きく揺らぐ事となったのです。徐々に測量の仕事が減っていき、一緒に付いてきてくれた社員も転職を行い、私一人が残されました。このままではいけないと感じ、何か測量に代わる仕事はない物かと模索していった中で、過去に学んだシステムエンジニアの知識を活かせないか?という考えに至りました。会社の事業として、主にパソコンの販売や修理、ネットワーク工事の仕事へ事業展開を行う事で、徐々に役所等からの依頼が来るようになり、この不況の波を乗り越える事に成功したのです。
~思いもよらない両親からの言葉~
パソコン関係の事業が軌道に乗り始めていた矢先、両親から「農家を辞める」という思いもよらない言葉を聞かされました。理由は体力的に厳しいという事で、10年前からお米農家からアスパラ農家に切り替えていましたが、いよいよその限界が近づいてきたという事でした。物心ついた頃から農業を行う両親の姿を見ていたからこそ、両親が農業を辞めるなんて事が全く想像できず、衝撃を受けたのを今でも覚えています。パソコン事業が好調だったからこそ色々悩みはしましたが、自然と「俺がやるよ」という言葉が自分の口から出ていました。
~パソコンと農業の両立~
それからというものの、パソコン修理の仕事と並行しながらアスパラ農家の仕事に携わる毎日が始まりました。午前中はパソコン修理を行い、午後から農園へ向かうという仕事を続けていった結果、徐々にどっちつかずな状況が続き、結局手伝うといった両親に対しても負担を与えてしまっている現実にぶち当たり、「これじゃダメだ」と痛感しました。そんな時にふと思い出したのが、青年会議所で知り合った方の「大事なのは人との繋がり」という言葉です。今まで自分はなんでも一人でできると思って取り組んできた中で、初めて「誰かに頼ろう」という考えが浮かんできたのです。
~一人からの脱却~
それからというもの、外国人技能実習生を3名雇い、アスパラ農家を任せる事で自分自身の時間にゆとりができ、パソコン修理の仕事との両立が図れるようになりました。また、これまで全く知識の無かった農業に関する事も両親やJAで働くいとこに教えてもらいながら、徐々に身につけていきました。農家としての売上はそこそこでしたが、毎日新しい発見があったり、栽培したアスパラの成長していく様を見るとどんどんアスパラ農家の仕事にのめり込むようになったのです。
~本場フランスでの新たな経験~
パソコンと農業で忙しくしていた中で、ある日突然友人から「フランスでワイナリーを見に行かないか?」と誘われる機会がありました。昔からワイナリーに興味があった私はすぐにパスポートを取得し本場フランスへのワイナリーツアーへの参加を決めました。初めての本場フランスでは、それぞれのワイナリーが持つこだわりに感銘を受け、帰国後に「自分の農園にもっとこだわりたい!」と感じ、東京等で開催される展示会や勉強会に積極的に参加。身に付けた様々な知識を自分達の農園で実践し、農業の楽しさを体感するようになりました。
~人との繋がりの大切さを実感~
そうしている内に、私たちが栽培したアスパラへのありがたい声を頂くようになり、どんどん農業にのめりこむように。「もっと農地を広げて沢山の人たちに自慢のアスパラを食べてもらいたい」、そう考えていた矢先にご近所の方から土地を譲りうける事ができました。これまで両親が大切にしてきた人脈があったからこそ、私自身もこうして成長する事ができたんだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
~これからの展望~
現在、敷地面積30,000平方メートル(東京ドームのグラウンド約2.5個分)施設面積約20,000平方メートルまで拡大し、従業員数8名と共に成長を続けています。2022年からはアスパラ以外にもイチゴの栽培もはじめ、もっともっと栄養価の高いみずみずしいアスパラとイチゴを育て、事業の拡大を行っていきたいと考えております。そのために、新しい仲間を迎え、しっかりとしたデータ管理システムも取り入れながら、農業界を盛り上げていきたいと考えております。
こだわりを持って栽培しているアスパラやイチゴをもっとたくさんの人に届けたい。そしてお客様に収穫体験をしてもらいながら、大地の恵みをその場で味わって欲しい。また、自社で葡萄栽培を行い、本場フランスで体感し憧れたこだわりのワイナリーを設立し乾杯したい。そうする事で、これまで支えてもらった両親や仲間、沢山の関係者への方々への恩返しになると信じております。
~最後に~
昔は一人でなんでもできると思っていた私はもう存在しません。誰かに頼ったり、頼られたりしながら事業も人も成長できると感じております。持っているスキルを活かし、「仲間」と呼べるような関係を職場で築きませんか?農業はもちろん、これからチームリーダーとしてパソコンを使って生産システムやマニュアル作りに協力して頂ける方を募集しています。休みの日には、一緒にバイクでツーリングをして、広大な阿蘇の土地で大自然を満喫したり、夜はワイン片手にBBQで夢を語り合ったり。
さらに夢を広げていきましょう。
少しでも自分の可能性を試したいとお考えの方にはオンライン面談も実施しております。お気軽にご連絡ください。
経営理念
一、私たちは安全・安心で食べて美味しい農産物を生産する農園を目指します
一、私たちは地域や消費者及び販売店様に信頼され、頼られる農園を目指します
一、私たちは全てのことに対して、相手の目線、気持ちになり率先して行動する農園を目指します
一、私たちは己自身、無くてはならない人になる様努力します
一、私たちは人の良い点を見るように努力し褒め称える環境を作る農園を目指します
農園情報
会社名 | 有限会社エヌエスエス |
施設名 | 阿蘇☆ファームにしむら |
所在地 | 〒861-8029 熊本県熊本市東区西原2丁目35-33 |
施設所在地 | 〒869-2613 熊本県阿蘇市一の宮町中通558 |
代表者 | 代表取締役 西村 豐治 |
TEL | 096-386-7600 ※営業電話は固くお断り致します。 |
設立年月日 | 平成2年4月 |
スタッフ数 | 10名 |
事業内容 | 農業 アスパラガス・稲作・イチゴ生産 |